2008年06月28日

転職の経緯(6)

2007年の年明け、部長への怒りが収まらない自分はプロジェクトを投げ出しても良かった。どうせあと二ヶ月、年給もたまっているし退職するまで休んでやろうかとも思った。
しかし、メンバーへの迷惑を考えるとそこまでする勇気はなかった。部長・課長以外の先輩には恩義もあったし、そんな形になって別れるのは本意ではなかった。

そんなわけで、自分は退職するまで休むことなくプロジェクトに取り組むことになる。

デスマーチなプロジェクト状況だったけど、送別会はやってくれるだろうと思った。実際それに向けて若手が動いていた。

そんなある日、自分は若手にどんな面子が送別会に集まるのか話を向けた。彼は戸惑った表情で答えた。

「それが…課長の命令で…課としては送別会は行わない、プロジェクトメンバーだけでやれと…」

今まで尽くしてきた者に対する仕打ちがこれか、と思わず口にした。それを聞いた若手は非常に申し訳なさそうな顔をしていた。いや、君のせいじゃない、どうせ課長の裏にいる部長の命令だろうと答えてあげた。

部長は自分が入社してからずっと一緒だったので、人となりは把握していたつもりだった。明るくさわやかで面倒見のいい人だった。部長が課長だったとき、ある社員が退職することになり激励を込めた送別会を開いた。今度もそのような形になるだろう、それならば裏切られたわだかまりも水に流せるかもしれないと思っていた。

しかし部長になって人が変わったとこの時になってようやく気づいた。自分の裏切れない性格を利用して、退職まで徹底的にこき使わすつもりだと思い込むようになった。悪く考えれば考えるほど悲しくなって涙が出そうになった。

そんな状況を不憫に思ってか、若手は送別会ではなくプロジェクトのマイルストーンお疲れ会という形で、退職日に飲み会を開くよう動いてくれた。面子もプロジェクトメンバーにこだわらずいろんな人に声をかけてくれた。何はともあれ退職時に酒の席が用意されることになった。
(続く)


おまけ
現職に入社してから約二ヶ月後、自分がリーダーだったプロジェクトが終了したということで、その打ち上げに招かれることになった。退職以来会っていなかったので、その打ち上げは楽しみにしていた。

打ち上げ当日、飲み屋に向かう電車の中で自分の携帯が鳴った。相手は課長だった。

「今日の飲み会なんだけど…、君がやっていたプロジェクトじゃなくて…他のも含めた全体の打ち上げだから…君に来てもらうのは…遠慮してもらえないかな…」

なんじゃそりゃ。言い訳にしてももう少し言いようがあるだろうと思ったところで、電車はトンネルに入り携帯の通話は切れてしまった。あきれてしまい、自分からは電話をかける気にもなれなかった。

そんなわけで打ち上げに参加できなくなってしまった。仕方がないので前職時に隣の課にいた同僚に泣きつき、しばらくはつきあってもらって、課長の抜けた打ち上げの二次会から合流することになった。

その時聞いた話によると、自分が来るのは課長は承知していて、部長には伏せられていたのだという。それが当日になってバレ、来させないよう命令が下ったらしいのだ。操り人形課長は当然それに従ったわけだ。打ち上げは業務ではなくプライベートだから問題ないだろうと他のメンバーは抗議したので、課長が自ら直接自分に電話をかけるハメになったということだ。

その話を現職の同僚に話したら「ケツの穴の小さい会社だね」と言われた。自分もそう思う。

ちなみに課長からは、退職後もちょくちょく業務上の問い合わせが来ていたのだが、あの電話以降、一切問い合わせは来ていない。


ラベル:退職 転職
posted by tethys at 20:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 転職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はぅぅぅぅ〜。
どこの会社にも操り人形な人はいるんですねー。
飲み会ぐらい自由にさせろよ!ってかんじですね Щ(・`ω´・Щ)カカッテコイ!
Posted by かおり at 2008年07月03日 23:54
笑ってしまうでしょう>課長
まあ、この人には同情の気持ちしかありませんから。
しかしこんな狭間に立たされて、よく課長はうつ病にならないなあと思います。
Posted by tethys at 2008年07月04日 18:41
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